世界では1日に25億杯ものコーヒーが飲まれているようです。
皆さんは1日にどのぐらいコーヒーを飲んでいますか?
世界のコーヒー消費ランキングは1位EU、2位アメリカ、3位ブラジルと続き、日本は(意外にも?)第4位にランクインしています。
- EU
- アメリカ
- ブラジル
- インドネシア
また、一人当たりのコーヒー消費量が最も多い国はノルウェーで「年間8.3kg」。
世界平均は「3.31kg」となっています。
日本では、世界平均を超える3.4kgを消費しており、コーヒー好きな国民と言えそうです。
グラフは2022年の国別コーヒー消費量です。
世界で1番コーヒーを消費しているのはEUで、その量は年間41,000袋です。
2位がアメリカで27,000袋、日本は4位で7,200袋でした。
また、全体の消費量はコロナ期に減ったものの2022年には大きく伸ばし、直近5年間では最も高い数字となりました。
EU各国のコーヒー消費量
1位のEUをさらに国別で見ていくと、ダントツでトップなのがドイツ。
エスプレッソ発祥の地であるイタリアの消費量は意外にもドイツの6割程度で2位でした。
一人当たりのコーヒー消費量で見るとまた違った結果に。
国別の消費量ではランクインしなかったノルウェーが1位という結果になっています。
シアトル系コーヒーのイメージが強いアメリカや、カフェ文化の根強いイタリア・フランスはトップ3に入りませんでした。意外に思われた人もいるのではないでしょうか。
主要国の平均が3.31kgの中、日本の消費量は3.4kgなので、コーヒー好きな国と言えそうです。
カフェの他にもコンビニでも気軽にコーヒーが買える環境が整っていることを考えると納得の結果かもしれませんね。
EU各国の一人当たりコーヒー消費量
EU各国の一人当たり消費量はルクセンブルクがダントツのトップで24.1kg。
なんとノルウェーの3倍近くもあります。
ルクセンブルクが世界一のコーヒー好き?
ルクセンブルクはフランスやベルギー、ドイツに囲まれた、人口64万人の小さな国です。
神奈川県ほどの大きさの国に170カ国以上の国籍の人々が住んでいます。
実はルクセンブルクは近隣の国に比べて格段に税金が安いことから、周辺の国の人が大量にコーヒーを買いに来ているそうです。
他国の人が購入しても、ルクセンブルクの消費として計算されてしまうため、この圧倒的な消費量を生み出していました。
- カフェ文化の根付いている「EU」
- 毎度のコーヒーブームの火付け役である「アメリカ」
- コーヒー生産大国の「ブラジル」
に続き、日本は世界第4位のコーヒー消費国です。一人当たり消費量でも平均の3.31kgを上回る3.4kgでした。
世界的に見てもコーヒー好きな国と言えそうですが、近年は消費量が減ってきており、コーヒー屋としては寂しい気持ちです。
日本のコーヒー消費については改めて別の記事で紹介したいと思います。
2023〜24年度の世界コーヒー消費量は、前年度比1.2%増になると予想されており、日本では消費の落ちているコーヒーも世界では上昇トレンド中です。
各国の経済成長や人口増減によってランキングは日々変わっていくと思いますが、これからもコーヒーは生活に欠かせない存在として君臨し続けそうです。