コーヒー消費量が多い都道府県はどこ？パン・ケーキとの意外な関係も調査してみた

実は、日本は世界的に見てもコーヒーの消費量が多い国のひとつです。
家計調査（2022〜2024年）では、全国平均で 年間7,675円 もコーヒーに使っているというデータがあります。

しかし、一口に「日本人はコーヒー好き」と言っても地域ごとの差はかなり大きいです。

今回はその地域差をランキング形式で見ていきながら、さらに「パン」や「ケーキ」とコーヒーの関係も調査してみました。

コーヒー片手に、気軽な読み物としてお楽しみください。

日本はコーヒー大国？全国平均の消費額からわかること

全国の平均消費額 7,675円という数字は、コーヒーがすでに“日常の飲み物”として深く根付いている証拠。

暮らしのあちこちに、自然とコーヒーが溶け込んでいます。

とはいえ、地方ごとに見ていくと驚くほどの差が出てきます。
ここからは、消費額の高い都市・低い都市をランキング形式で見ていきましょう。

【ランキング】コーヒー消費額が多い都市TOP10

コーヒーの消費額が多い都市を、上位10都市で並べると以下の通りです。

コーヒー消費額（年間）TOP10

トップは 大津市（滋賀県）

実は大津市や京都市はパンの消費量も全国でも上位に入る「パン派の街」。
京都・奈良もランクインしており、関西の“喫茶店文化”がコーヒー消費を底上げしている可能性も。

また、札幌・金沢・盛岡といった“北国勢”も上位に多いのが特徴。
寒い地域ほど、温かい飲み物の需要が増えるという仮説もありますね。

コーヒーがあまり飲まれない地域は？実は“お茶文化”が深く関係していた？

コーヒー消費額の下位に並ぶ都市を見てみると、少し面白い傾向が浮かび上がります。

コーヒー消費が少ない都市

一見バラバラに見えるようで、実はこれらの地域には共通点があります。

“緑茶の消費額” を見てみると、答えが分かりやすくなります。

緑茶の消費額が多い都市

“コーヒー消費が少ない地域＝お茶の支出が多い地域”という見事な構図が浮かび上がります。

コーヒー消費量の少ない地域は、緑茶の消費量が多い傾向がありそうですが、「コーヒーを飲まない」というよりも、他の飲み物文化の影響が強い地域といった感じでしょうか。

コーヒー好きの街は「パン」も好き？

コーヒーと相性の良い パン・ケーキの消費額 はコーヒー消費と関係があるのでしょうか？

パンの消費量上位の都道府県はーー

パンの街とコーヒー消費の上位都市に重なりが見えますね。

ケーキの消費額上位の都道府県はーー

4位の東京都区部、5位の金沢市は両方でランクインしているものの、１０位までみても強い相関があるとは言えない結果でした。

範囲を広げて菓子類で見ると、トップ１０までに金沢市・さいたま市・東京都区部・盛岡市・大津市などが重なっており、おやつとコーヒーの相関はありそうです。

あなたの地域のコーヒー消費は？

コーヒー消費量を都道府県別・市別に見ていくと、その土地の食文化や気候、暮らし方がうっすら透けて見えてきました。

コーヒー消費の地域を眺めるだけでもいろいろな発見があります。
こんな雑学でも知る事でコーヒータイムが少し楽しくなるかもしれませんね。

「あなたの街のコーヒー消費量はどうでしたか？」
気になる方は、ぜひ家計調査データを見比べてみてください。
意外な発見があるかも？

コーヒーがもっと好きになる、小さなきっかけになりますように。